電気のコンセントの防音仕様
電気のコンセントの防音仕様
防音壁を貫くところはシールして隙間をなくします。コンセントボックスを取り付けます。
普通の電気コンセントやスイッチは
一番上に薄いカバーがついており
その向こうにアウトレットボックスと呼ばれる箱が
壁の中にあります。
アウトレットボックスは取り付けるための穴や
電線が通る穴が多数開いている薄いプラスチックスや鋼製の小さな箱です。
このアウトレットボックスは
電気の絶縁のために付けるものであって
防音するために取り付けるためのものではないのです。
そのため
電気コンセントやスイッチ類は遮音性能がないのです。
電気コンセントを防音仕様にする方法
- 在来の電気コンセントのカバーや器具を取り除きます。
- 電気の線を旧ボックス内でつないで伸ばす。
- 遮音シートを貼る
- 石膏ボードを張る
- 電線の貫通孔部分をシールする
- 露出型ボックスを取り付ける。
防音電気コンセントの模式図
防音電気コンセントの施工写真
電気スイッチ
薄いカバーを取り外したところ
表面の仕上げ材には大きな穴が開いています。
中に取り付けてあるアウトレットボックス
防音対策として隙間を無くすのは原則です。
中のボックス(アウトレットボックス)は電気の絶縁のために設けられているもので
電線の貫通孔や取付のための穴が多数開いています。
電線が短いので旧ボックス内で電線を繋いで伸ばします。
遮音シート石膏ボードで電気コンセントの穴を塞ぎます。
隙間ができるのでシールします。
露出型電気コンセントを取り付けます。
防音仕様の電気コンセントの完成です。
これらの工事をするのは電気工事士の免許を持ったものが
する必要があります。
ちなみに私は電気工事士の免許を持っています。
防音室アパートの防音