2017.12.21 Thursday
ブログ小説「アスカルの恩返し」その22
家に帰ると 踏ん張ると 少し痛かったけど 僕は 飼い主を 散歩に連れて行きました。 1ヶ月ほどたつと 僕は 完全復活しました。 今までどおり 朝晩に飼い主を散歩させ 夜間は不審者から 我が家を守り 猫が来たら 「キャーんキャーん」と鳴いて 呼びました。 その年の冬は 寒かったけど 冬は無事越せました。 夏になって 飼い主には 困ったことが 起こったようです。 僕は そんなことないと 思ったのですが 遠吠えするようになったのです。 僕の家は 静かな住宅地にあって 1階が 駐車場 2階が 飼い主の住まいです。 僕だけ 1階暮らしで 駐車場の治安を 守っていたのです。 夜になると 遠吠えするようになった 原因は 僕には わかりませんが 飼い主は 大変困っている様子で 僕が寂しいからだと 誤解して 僕の隣に 車を停めて 車の中で 二晩泊まりました。 |