2018.01.09 Tuesday
ブログ小説「アスカルの恩返し」その40
僕は 前世の アスカルのことを 元飼い主に 話すことにしました。 信じてもらえるかどうか わかりませんでしたが 話しました。 涼しくなった 秋の夕暮れに 話すことにしました。 ながらく 何も話さず 元飼い主と 話してきたのに 突然そんな事を 言ったら びっくりするだろうと 思いました。 そこで 前の犬のことを聞いてみました。 僕: 前に犬を飼っていたと 言っていたけど どんな犬だったの 元飼い主: 前に飼っていた犬は アスカルと言うんだ 僕: アスカルは どんな犬だったの 元飼い主: アスカルは 普通の 犬とは全然違っていた 僕: 犬とは 違うんですか 元飼い主: 普通の 犬は 飼い主に なついていてくるのに アスカルは なつくと言うことはなかった 僕: なついていなかったのですか いうことを聞かなかったのですか 元飼い主: 飼い主の言うことを 殆ど聞かなかったように 思うけど |